竹屋部

衝動のままに生きるものの備忘録

【本の感想】いしかわゆき著『書く習慣』

『書く習慣』いしかわゆき著ブックレビュー

自分の思いをうまく発散できなくて、切ないような息苦しいような、そんな気持ちになるときはありませんか?

そういうときは「言語化」を目指してみるのもいいかもしれません。

ノートに、日記帳に、SNSに。誰かが見ていても見ていなくても、言葉にしてみてはじめて自分の気持ちがわかることもあります。文字として書き記したらあんがい小さな悩みだったなと気づいたり、反対に今までわからなかった大きな課題を自覚できたりするかも。

実際、私もそうでした。

ここ2年くらい、小説を書くのをやめて、Twitterもなんとなく呟く回数が減って、なんだかつまんない。なにもしてないことにフラストレーションが溜まって、でもどうしたらいいのかわからなくなっていました。

そんなときに「自分の棚卸し」に出会って試しに実践してみて、やっぱり自分はなにかを発信したいんだ!ということに気づくことができました。(自分の棚卸しについては別に記事を書きたいと思います)

 

じゃあその次どうする?

どうやって、なにを発信する?

 

悩みがひと段階すすんだところで手に取ったのが『書く習慣』でした。

『書く習慣』できっかけをつかもう

Kindle unlimitedで読みました。手帳術の本をよく読むので、それ関連でおすすめに出てきたような気がします。

最初はマンガが読めたらいいやくらいの気持ちで契約したKindle unlimitedですが、いいですね。気になった瞬間にすぐ読めるのがありがたい。買いすぎた本が場所をとることもないし、費用は定額ですむんだから。

『書く習慣』は、新しいことに挑戦したいときに背中を押してもらえるような本です。

この本では、「どう書くか」は学べないかもしれません。でも、あなたのなかにある「書きたい」気持ちを育んで、無理なく楽しく続けられる「習慣」を身に着けられる本にはなっている自信があります。

・自分の気持ちを素直に表現したい人

・今の自分にモヤモヤしている人

・なにか新しいことをはじめたい人

・なにか伝えたいことがある人

・書きたい気持ちはあるけどなにを書いたらいいのかわからない人

ひとつでも当てはまる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

いしかわゆき.書く習慣(pp.10-11).株式会社クロスメディア・パブリッシング.Kindle版.

これは「はじめに」にある一文です。

この時点で「ああ、これは読んだほうがいい本だ」と思いました。

私はどうも頭が固いというか「こうすべき」と思い込んでいつの間にかがんじがらめになるタイプです。ぶっちゃけものすごく生きにくいです。その上見てくれも気にするし見栄ははるしで、勝手にどんどんしんどくなっていきます。小説を書かなくなったのもたぶんそのあたりが関係している気もします。

だから、

  • 文章の正解は自分で決めていいよ
  • 話がまとまらなかったら、はい終わり、で終わりにしていいよ
  • 自分がいいと思ったことをしよう

と本を通していってもらえると、目からウロコというか肩の荷が下りたような思いでした。

脱・完璧主義

子供のころから感想文が苦手です。参加したサマーキャンプの感想文がかけなくてパニックになったこともありました。その上、1度うまくいかないとすぐ投げやりになってなんでも適当にすますクセに、できない自分も嫌いです。完全に負のスパイラルです。

要するに完璧主義の人は、単純に「完璧を求める不完全な人」なんです。

いしかわゆき.書く習慣(p.41).株式会社クロスメディア・パブリッシング.Kindle版.

だからこそ、この「完璧を求める不完全な人」という言葉が胸に刺さりました。その通りなんですよ、まさに。

「完璧を求める不完全な人」は不完全である自分を認めないので、完璧でない成果物が世に出るくらいなら最初からなかったことにして闇に葬ります。でもそうすると、今度は「なにもできない自分」ができあがるだけなんです。

どうすればいいか?

いったん完璧じゃなくても終わらせて、なんなら世間にさらすしかありません。

よくいいますよね。マンガでも小説でもゲームでも、ひと作品終わらせることができるという最初の一歩を踏み出すのが困難だと。

『書く習慣』はその困難さをできるかぎり取り除いてハードルを下げ、ちょっとでいいからとりあえずやってみようよ!と背中を押してくれる本です。

余談ながら

ちなみにタイトルは書く“習慣”ということで、第2章には文章のみならずあらゆる物事の「習慣化」を成功させるヒントが多く書かれています。実行することを他人に宣言する、SNSで報告してやめたらかっこつかなくするなどシンプルなものもありますが、あらためて「こうするといいよ」とオススメされると行動にうつしやすくなります。

私も文章を書くこと以外でもやってみました。依存的なほどに食べてしまう「ポテトチップス・フライドポテト」を含む一切のジャガイモを食べなかった報告をSNSで続けたら、現時点で1ヶ月以上ジャガイモを食べていません。マクドナルドに行ってもサイドメニューはナゲットです!おかげで運動だけではちっとも減らなかった体重が月に1kgと理想的なペースで減り続けています。

まとめ

新しいことをはじめる、行動にうつすことって、二の足を踏んでしまうこともあると思います。いろいろ考えすぎたり、私なんかがと卑下してみたり。もしそのことが「悩み」になっているのなら『書く習慣』はぜひ一度手に取っていただきたい本です。

文章を書くこと以外にも応用できることがたくさん紹介されているので、きっとどれかは役に立つはずです!